平成29年1月1日
調布市剣道連盟
会長 長田 克巳
昨年は関係団体の皆様には剣道連盟の円滑な運営にご尽力頂き、誠にありがとうございました。
引き続き今年もよろしくお願い申し上げます。
本連盟は内部の大会を3回実施しておりますが、良い試合をさせるには良い審判をしないといけないことは
重々おわかりであると存じます。
そのためには有効打突の見極めが何より大切なことは言うまでもありません。
良い審判をするために心がけておきたいことをお話しします。
① 有効打突の条件
剣道試合・審判規則第12条に、充実した気勢、適正な姿勢をもって竹刀の打突部で打突部位を
刃筋正しく打突し、残心あるものと規定されています。
この条件をきちんと把握しておくことが大切です。
② 審判員自身の服装
白Yシャツ、グレーのズボン、紺のブレザー、エンジのネクタイ、黒か紺の靴下で
清潔感あふれる姿でなければいけません。
また、腕時計もはずしポケットに何かを入れて膨らんでいるような感じもいただけません。
③ 審判員の心構え
試合者、チームのみならず観客からもいつも見られていることを忘れずにしておくことです。
移動や交代はてきぱきと、そして勝手に動かずいつも3人で動いているという
協調性を持たないといけません。
④ 審判は堂々と自信を持って
勇気をもって旗をあげるべきです。しかし何でもあげれば良いと言うものではありません。
①に書いたとおり、有効打突の条件に該当していると思ったならハッキリと旗をあげます。
⑤ 難しい場面
審判を何度もしていると難しい場面に数多く遭遇します。
私なりに今まで経験した難しい場面をあげてみます。
・つば競り合いからの両者同時の引き面(全国中学校大会女子準決)
・時間の空費(東京都中学校夏季剣道大会男子団体関東出場決め)
・双方背丈、赤胴、白の稽古着で見間違えやすく同時に面を打突(市民大会)
調布の子ども達は試合の技量も年々上がってきています。
しっかりと大人が審判をしてあげることが子ども達のますますの成長につながります。
年の初めに審判について書かせていただいたのはそんな理由からです。