剣道F A Q(Q&A)
A.1
当連盟は剣道の奨励及び普及発展と青少年の健全なる育成につとめるとともに、会員相互の親睦をはかることを目的とした非営利団体です。
当連盟の加盟団体は小中学校の学校開放活動の一環として活動しているケースが多く、地域密着型の活動を目指しています。
A.2
当連盟に加盟のいずれかの団体にお問合せのうえ、直接おいでください。
(お近くの団体へ!)
各団体の担当者が丁寧にご案内します。
【当連盟加盟の団体】(一般の方の見学・体験はいつでも可能です)
■ 中央会(第一小体育館、西調布体育館) 連絡先(窓口):485-5800(小林)
■ 染地剣道会(染地小体育館) 連絡先(窓口):03-5497-6979(西原)
■ 深大寺剣道会(神大中第2体育館) 連絡先(窓口):246-5148(沢井)
■ 聖武会(布田小体育館) 連絡先(窓口):484-1707(内木)
■ 大町剣道クラブ(調和小体育館) 連絡先(窓口):489-4646(坂野)
■ 神代少年剣道部(神代団地集会所) 連絡先(窓口):484-8560(永田)
■ 調布警察署少年剣道部(調布警察署) 連絡先:剣連事務局へお問合せ下さい
■ 第七機動隊少年剣道部(第七機動隊) 連絡先:剣連事務局へお問合せ下さい
上記連絡先(窓口)は調布剣連HPの「道場案内」の頁に公開されていますが、他の非公開団体については剣連事務局へお問合せ下さい。
剣連事務局: 485-5800(小林)
A.3
発声=気合、剣道において最も重要な要素の一つですね。
最初は声が小さくても稽古を続けることで問題解決です。
廻りからご覧になって、その子がどんなに小さな声でも、その子自身が
今もっている最大限の気合を発していれば◎。
そしてそれが稽古を続けることによって、先生方のご指導やお友達同士でのはげましでだんだんと大きな声に変わっていくはずです。
A.4
強くなれます!。これは人に勝つ、相手に勝つという意味でなく、自分に勝つという意味で、強くなれるのです。 また、”どうしたら強くなれるか”については、剣道だけでなく学校の勉強や他の習い事にも共通して言える事があります。 それは集中力だと思います。
特に下記の4点は重要です。
①お稽古は前向きの心で、絶対に休まない。
②先生や親の言うことを素直な心で受けとめ、聞くこと。
③学校の授業で集中する気を養うこと。
④ひとり稽古においては集中しながら人の何倍も練習する。
すべてに「集中力をもって行う事」は、「強くなれる」に直結します。
どうですか、この4点ができたら「強くなれる」と思いませんか。
みんなも、がんばって下さい!!
A.5
いずれかの団体に入会していただきます。(当連盟に直接入会することはありません)
特に制限等はありませんので、通い易い団体に入会してください。
入会の手続きは、各団体で用意する「入会届」に必要事項を記載し、入会金、会費等を添えて各団体の窓口へお持ち頂き、受付処理をします。
A.6
会費は各団体で個別に定めています。
納入は会計の事務負担を軽減するために年一括払いを推奨していますが、月払いのところもあります。
入会を考えている団体の窓口でご確認ください。
目安としては、月額1,000~2,000円程度です。
A.7
調布剣連では「親睦向上」のスローガンにも適うよう、稽古を公開している所属団体への出稽古は自由です。
ただし身元(所属団体)を決めた上で、他の団体(道場)の稽古に出掛けて下さい。
A.8
道具を最初から揃える必要はありません。進度に応じて道具を使います。
入会を前提とした場合、先ず最初に用意して頂きたいものは竹刀です。
A.9
竹刀は武道具店で、規格に適い、自分に合ったものを2セット(仕込み済)と、鍔、鍔止め、竹刀袋を用意します。竹刀を購入する場合には下記のような考慮点がありますから、最初はご指導をいただく先生に相談されると良いでしょう。
◎竹刀選びの考慮点
① 竹刀の規格(学年に応じた長さや重さ)に適う。
② 竹の種類や重さのバランス、握りの感触等竹刀の選び方で、自分に適切なもの。
③ 柄皮の長さは自分の手の長さに応じたもの。
また、ご紹介をいただいた武道具店で相談されても良いと思います。
実際に手にとって自分に合ったものを選びましょう。
尚、自分の竹刀には必ず名前を書き入れておきましょう(柄皮の握り部以外の空部分)。
A.10
胴着や袴は着用すれば、普段着と違い気が引き締まります。
その意味では最初から着用したいところですが、各団体により着用時期は異なります。
目安としては始めてから2~3ヶ月後位。ご指導をいただく先生にご確認下さい。
防具の着用は初心者の技量(構え、足・体捌き、素振り、切替し等)進度により差異が生じます。
目安としては6ヶ月、又は1年後位。これもご指導をいただく先生にご確認下さい。
A.11
調布市近郊エリアにはいくつかの剣道具屋さんがあります。
インターネットでも全国津々浦々、色々なショップが混在し種類も豊富です。
自分に合った剣道着・防具・竹刀を見つける事は、自分を守る為に必要であると同時に、お相手に対しての礼儀でもあります。
選択に迷われたら、先生方やお友達、保護者の方からの口コミ情報が一番安心するでしょう。
何よりもご経験値からの情報ですから。
A.12
まず必要なのは竹刀です。
木刀についても各団体の先生よりご指示が出ますので、『すぐに必要』という事はありません。
ただし、『日本剣道形』に先立ち『木刀による剣道基本技稽古法』が、級審査での必須項目となりましたので
団体によっては低学年から木刀を使用する場合もありえます。
A.13
あれだけ激しく打ち合うのですから痛そうに見えますが、おそらくあらゆる格闘技で最も痛くないのが剣道です。
ボクシングやレスリング、柔道、相撲、空手、おまけにK1やプライド・・・・防具のない分「痛い」のは明らかです。
竹刀で、防具のない所を打たれると確かに痛いですが、それも修行の一つです。
剣道には『打って反省、打たれて感謝!!』の教えがあります。剣道を続ける限り追い求めて行く教えの一つです。
剣道は力いっぱい打つと竹刀の速度が遅く、かえって負ける原因になります。そこで「冴え」のある打ち方をみんなが研究します。
ちなみに、先生方の冴えた打突はほとんど痛みを伴いませんから、どうぞご安心ください。
A.14
怪我の内容や度合いによりますが、先ず声を出して「怪我しました!」と周りへ知らせる。
これで遅滞無く救急処置がとられます。
もしも入院や加療で治療費が掛った場合は、加盟団体では自主的にスポーツ安全保険等に加入していますから、治療費の一部は補償されます。
A.15
割れたり、ささくれた竹刀は危険な状態です。
相手に怪我をさせたら取り返しがつきません。
直ぐに予備の竹刀に交換しなければなりません。
そのため日頃、稽古の後には竹刀を良く点検し、予備の竹刀についても点検を済ませて常に携行して下さい。(最初に2セット用意するのはこのためです)
A.16
低学年のお子様へはフォローが必要な場合は、先生方や上級生、時には保護者の方々が助けてくれます。
チョウ結びもタテ結び(ほどけやすく)にならぬよう、練習していきます。
自分の後ろで結んだり、手ぬぐいを見えない頭上で巻いたり・・・・あせらずじっくりと練習して行きましょう。
もちろん、お稽古時だけでなくお家で練習してる人は、その分早く身につきますね。
A.17
胴着や袴の洗濯は利用頻度にもよりますが、汗臭くならないうちに、塩が滲み出る前に洗濯するのが良いと思います。
洗濯はぬるま湯で(汚れがある場合は中性洗剤を使い)手洗いします。良く洗い流し、水切りした後は、風通しの良い日陰に干します(使用頻度が多い場合は、交替で着用できる胴着・袴を用意しましょう)。
胴着や袴の始末は親にしてもらうのでなく、自分で出来るようにしましょう。
ご指導をいただく先生から胴着・袴の着用を指示された段階で、最初に胴着・袴のたたみ方を教えてもらえますから、時間がかかっても毎回胴着と袴は自分でたたんで始末しましょう。
A.18
剣道に限らず、他の武道やスポーツは必ず汗をかきますね。
ユニフォームや靴下はすぐに洗えますが、面やコテは毎回毎回洗う訳にいきません。
汗をかいて乾かし、又汗をかいて乾かす・・・すると特有のにおいがついてきます。
ただし先祖の知恵の一つに『藍』の殺菌効果というものもあるそうです。特有の臭いも、『藍』が菌と戦って勝った証とか・・・
消臭案として例えば・・・薬局で販売している消毒用エタノールを稽古後、防具に拭きかけ手ぬぐいでしっかり拭いたり防具袋の中に固形石鹸を入れておいたり、ファブリーズの力を借りたり・・・・・
時代の変化とともに、色々な消臭技が出てきます。
当ホームページ内でも出来る限り情報の共有化を実現して行きたいと考えております
A.19
取れます。
所定の審査に合格すれば、小学校卒業時に1級まで、中学2年生で初段、中学3年生で二段まで取得可能です。
なお、1級までは当連盟の審査会で、初段以上三段迄は西東京剣道連盟の審査会で取得可能です。
初段以上の合格者は後日、(財)全日本剣道連盟に登録され、合格者には手帳(初段のみ)と証書が発行されます。(正式に段位認定されます)
A.20
当連盟主催の大会に出場できます。年間3回の大きな市内大会があります。奮って参加してください。
■ 関連リンク http://chofukenren.net/reports2.htm
http://www.chofukenren.net/PDF/H24gyouziyotei.pdf
⇒ 全日本剣道連盟や東京都剣道連盟が主催する大会やその他の外部大会への参加は調布の代表選手となりますので、原則として選抜試合の結果や日頃の稽古修練度等を参考に決められます。
A.21
個人競技だから友達が出来にくいということはありません。
切磋琢磨することで、協調や相互の励ましや親交等が生まれます。
また、剣道は個人競技だけでなく団体戦もあります。
チームで競技し、応援したりして、お互いを尊重する心を学びます。
各団体によっては合宿や各種のイベント等を毎年企画して、会員相互の交流・親睦を図ったりしています。
合宿で「友達ができた!」という声は良く聞きます。
A.22
今稽古している人に聞いてごらんなさい。
誰でも一度や二度は「剣道が嫌だ!」と思ったことがあります。
それでも今稽古できることは嬉しいことです。
人は誰でも、自分のしていることが難しくなったり、辛くなったり、苦しくなると、そこから逃げたくなります。
でも、それは自分が「自分に負ける」ことです。
それを我慢・辛抱したり、意識を変えて与えられた試練と思い、それを乗り越えようと努力することが人の成長となります。
もしもあなたが、「剣道が嫌だ!」と思う時があったら、先生方の経験談を聞かれてみては如何でしょう。
A.23
入会した団体で退会手続きを取ってください。
基本的にいつでも退会できます。
A.24
ルーツは大昔からありましたが、面や小手、胴をつけて竹刀で打ち合う剣道は江戸時代からです。
また、「けんどう」という呼び方は、江戸時代までは『剣術』と呼ばれていました(忍術・柔術など)。
明治時代になって『道』にかえました。
しょどう、じゅうどう、さどう(茶道)など、技や心を勉強する物には『○○道』といいますね。
むずかしい理屈ですが、「術」というと「わざ」だけのことですが、人の正しい心の道も一緒に学べるので「道」というようになったのです。
A.25
お相手に動きを悟られない、いつでも動ける足さばき、素早い動作・・・すり足ならではの要素です。
かけ足だと急には止まれません。
剣道の場合、早く進んだり飛び込んだり、右へ左へさばいたりまたすぐにさがったりと、とてつもなく忙しい動きです。
それにはすり足が一番動きやすいからですね。
みなさんもためしにかけ足とすり足でくらべてみて下さい。
A.26
歴史的に「形」として引き継がれてきた事の一つですが、根拠もあります。
日本には右利きの人が多く、右利きの人は左足が強く、けり足は左足の人が多いのです。
余談になりますが・・・走り高跳びは右利きの人は左足でけって跳ぶ人が多いんですよ。
A.27
左足はけり足なので、強く早くけるには、かかとは浮いている方が強くけれるのです。
また、かかとが床についていると、体当たりされたり、押し込まれた時に倒れることがあり危険です。
引き技でもかかとが上がっている方が、素早く動けて都合がいいですね。
A.28
剣道は、
①竹刀で打ち合う稽古
②刀を想定してその扱い方を学ぶ
③昔の幾通りかの構えや刀法を学ぶ
④剣道の歴史や心構えなどの理論を学ぶ
とあり、剣道を行う人はこれらの一つだけ出来るのではいけないので、
実技、形、理論(筆記)の試験が審査になるのです。
A.29
突きは、強く入ると頚椎(首)を痛めムチウチになったり、
外れると首をコスルので竹刀のササクレで首を切ったりします。
体力的に非常に差のある小・中学生などはまだ危険性が高いので禁止されています。
高校生以上になると有効です。
木刀による剣道基本技稽古法の基本1にある突きや日本剣道形の中で行う突きは、小・中学生では実際に使えませんが、将来の為にきちんとその理合や、やり方は覚えておきましょう。
A.30
道場・先生・お相手に対する礼儀や剣道具を粗末に扱わないという心掛けから正座をします。
また、胴などは正座して着けた方が胴が安定して腰におさまり紐が結びやすいですよ。
A.31
手ぬぐいのかぶり方でこめかみや耳の上に手ぬぐいの固まりが出来ていたり、面そのものが固すぎたりすると痛みます。
また、面ヒモの通る位置によっても影響が出ます。
面ヒモの後頭部での結び目の位置は目の位置(高さ)と同じ場所です。
面のサイズが大きくて、結び目が低い位置だと、面ヒモはこめかみの上からしめるのでこめかみや耳を圧迫します。
面をつけたあとで耳下に手を入れて広げたり、左右の面布団をそれぞれめくり上げ上下に引っ張ったりすると良いでしょう。
A.32
むずかしい問題ですね。
例えば、サッカーのようにゴールに入れば必ず得点となるスポーツはいいのですが、剣道は「気・剣・体の一致」、刃筋、残心、等が一本の条件としているので判定が難しい。
剣道は伝統・文化を継承していく武道であってスポーツではない。
剣道はオリンピックに入るとスポーツ化してしまう。
などの意見が剣道家に多く、また勝利至上主義やメダル主義に反対の人も多いからだと思います。