2018Kantougen

謹賀新年    ・・・ 『稽古』 ・・・

平成30年1月1日

調布市剣道連盟

会長 長田 克巳

 

明けましておめでとうございます。旧年中は調布市剣道連盟の諸事業にご理解とご協力を賜りまして誠にありがとうございました。今年も昨年同様、調布市剣道連盟役員一同、力を合わせて取り組んで参りたいと思う所存です。何卒よろしくお願い申し上げます。

 

剣道では稽古という言葉が欠かせません。寒稽古、暑中稽古、年越し稽古・・・などたくさんあります。また、稽古という言葉は剣道だけではなく他の習い事などにも使われます。柔道、空手道のように他の武道でも使われますし、踊りの稽古、お花の稽古、習字の稽古、ピアノの稽古などのようにも使われます。

 

稽古とはどういう意味でしょうか。
もともとは古(いにしえ)を稽(考える)という意味です。
もう少し具体的に言うならば、昔のことを調べて今の自分がなすべきことが正しいか考えるということなのです。

 

先ほども述べたように、現代では武道や芸能でこの「稽古」という言葉を良く耳にします。剣道で言えば、昔(先人)の達人の技術を考え、そこから学び、今の自分の技術の向上を目指すことと言えるでしょう。

 

しかしその技術向上のためには繰り返しの練習が大切です。毎日コツコツと一歩一歩、歩んでゆく姿勢を持たなければいけません。そして一回の練習を大切にしていくことです。

 

さてこの寒い時期に寒稽古があります。私は毎年寒稽古に参加しています。元日・2日・3日と、朝の七時から稽古をします。今年も近隣の剣道愛好者はもちろん、大勢の小中学生も参加します。

道場は寒々と冷え、裸足ですから足は冷たく心底凍りつく感じです。こんな状況の中、なぜ稽古をするのでしょうか。
それは、技術の向上はもちろんのことなのですが、それにもましてこの稽古の目的に「心を鍛える」ことが挙げられるのです。

 

暗いうちから起きて、温かい布団から出て、寒い中道場にむかい、到着したらすぐに着替えて裸足で稽古を始めます。たいへんにつらいけれど稽古が終わった後のすがすがしい気持ちは他のなにものにも替えられません。そしてこの達成感が自信に繋がります。心が鍛えられるわけです。

 

稽古とは「昔の達人を考えること、そして一歩でも近づくよう修練を重ねること」、寒稽古は「心身を鍛えること」です。

寒い日が続きますが、先人の達人に学び、一歩でも近づけるように稽古に励みましょう。